当園では、在園児の事を第一に考えるがゆえに、お父さん、お母さんにも、耳の痛い事を言わせて頂くこともあります。

 (T)子ども達にとって、いくら園での生活が楽しいといっても、ご家庭での家族とのふれあいに勝る幸せな時間はありません。ですから園児たちは、自分のお迎えの時間が近くなると、ひたすらお迎えに来てもらえる時を待っているのです。お迎えの時間になって、子ども達がお迎えの方を首を長くして待っている姿を近くで見ている者にとって、お迎えの時間になってもお迎えの方が来られず、悲しい顔をしている子ども達の姿には心が痛みます。出来るだけそのような悲しい顔をさせたくないとの思いから、当園では、お迎えに来られる時間が遅くなった場合には必ず「○分遅刻です。」と伝えさせて頂いています。
 逆の場合、つまり保護者の方から、「予定より仕事が早く終わったから○分早くなります。」との電話が入った場合や、その子が思っていた時間より早くお迎えに来てもらえた時。それが解った時のその子の嬉しそうな表情と言ったら、何と表現してよいのか、わからない位です。ですから、お迎えが早くなる分には何も心配して頂く事はありませんので、ご連絡の上お迎えに来て頂き、子ども達を喜ばせてあげて頂ければと思います。
 (U)園に送ってこられる時も、出来るだけ子ども達の事を考えてあげて頂ければと思います。子ども達にとって一番かけがえのない存在であるご両親やご家族のその日の状況は、ご家族が思っている以上に子ども達はよく理解しています。今日はお父さんかお母さんのどちらかがお休みであるとか、自分の兄弟姉妹が家にいる場合には、いくら小さな子ども達であっても、子ども達はその事を良く解っていると思ってあげて下さい。そしてその不安な気持ちを少しでも和らげる為に説得し、納得させてから登園され、そしてお迎えもいつもより早く来てあげて頂ければと思います。
 (V)当園では在園児達が無事卒園し、小学校に入ってからも困らないようにと思い、いろいろな事を考え保育しています。その中には例えば「先生が話している時にはそれを聞く」のような当たり前の事から、「30分は集中出来るようにする」と小学校で授業を受けるようになってから必ず必要になる事も入っています。これらの事は、あくまでも園児達が、小学校に上がってからも困らないようになって卒園して欲しい、との思いからです。ですからご家族の方から見て、何故それが子ども達の為になるのか解らない事もあるかと思います。その様な場合は、ご遠慮なく担任や園長に聞いて頂ければと思います。また直接会える時間ではない、もしくは園に来られる時間が都合の良い時間では無い場合には、保護者の方のご都合の良い時にお電話くださるなり、匿名での投書でも全園児にお返事書かせて頂く「御意見箱」も有りますので、こちらをご利用頂ければとい思います。


戻る